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SMBCモビットにはおまとめローンがない?対処法は?
おまとめローンは、複数社からの借り入れを一本化するための商品で、多重債務者の救済処置として認められているローンで、大手消費者金融や一部の銀行で申し込みが可能です。
中にはSMBCモビットをおまとめローンとして利用する事を考える人もいますが、結論から言うとあまりおすすめできる方法ではありません。
SMBCモビットがおまとめに向いていない理由や、おまとめにおすすめのカードローンなどを紹介します。
大手消費者金融のおまとめローン
大手消費者金融でおまとめローンを取り扱っているのは、「プロミス」や「アコム」「アイフル」でおまとめローンが用意されています。
消費者金融 | 商品名 | 金利 | 融資限度額 | 返済回数 |
---|---|---|---|---|
プロミス | おまとめローン | 4.5%~17.8% | 1~500万円 | 1~120回 |
アコム | 借り換え専用ローン | 7.7%~18.0% | 1~300万円 | 2~162回 |
アイフル | おまとめMAX | 12.0%~17.5% | 1~300万円 | 最長10年 |
かりかえMAX | 12.0%~17.5% | 1~300万円 | 最長10年 |
SMBCモビットの金利3.0%~18.0%、融資限度額は最大で800万円と、他社消費者金融のスペックと比べて引けを取りませんが、この表に記載されていないのは、SMBCモビットには「おまとめローン」としての商品が用意されていないからです。
おまとめローンは総量規制外
消費者金融は、貸金業法の総量規制の対象になるので、「融資限度額は年収の3分の1以内」という制限を受けます。しかし、貸金業法では総量規制の対象外になる「例外貸付」があります。
例外貸付の中に「顧客に一方的有利になる借り換え」という貸付制度があり、おまとめローンはこの例外貸付の対象になるので、年収による制限は受けません。ですから、おまとめローンでおまとめや借り換えをする時は、年収の3分の1を超える融資が可能です。
プロミスには「おまとめローン」、アコムでは「借り換え専用ローン」、アイフルは「かりかえMAX」と「おまとめMAX」という商品名でおまとめローン商品が用意されています。これらの商品は「貸金業法に基づくおまとめローン」になるので、年収による制限はありません。
SMBCモビットはおまとめローンがない

消費者金融のSMBCモビットは融資限度額800万円、レイクALSAは500万円と高額融資が可能ですが、両社には「貸金業法に基づくおまとめローン」という商品がないので、おまとめローンとして利用する場合も年収の3分の1以内と制限を受けます。
ですから年収300万円の人で、3社から借り入れ金額が150万円あったとすると、通常では100万円までしか借りる事が出来ませんが「貸金業法に基づくおまとめローン」では年収が300万円でも審査を受けることが出来ます。
SMBCモビットの場合は一般カードローンとしてでなければ申し込みが出来ないので、150万円を借りるには年収450万円以上なければ借りる事が出来ません。
SMBCモビットでまとめるより、他社のおまとめローンでまとめる事をおすすめしますが、おまとめローンの審査は基準が厳しくなります。
おまとめローンの審査は厳しい
おまとめローンは年収制限以上の融資をするので、当然審査は厳しくなります。一般カードローでも同じですが、最も重要になるのは「安定した収入」です。
カードローンは年収によって、融資する限度金額が決まります。一般的には総量規制で「融資限度額は年収の3分の1以内」と言う制限がありますが、「おまとめローン」の場合は、他に不備が無ければ、まとめられないという心配はありません。
しかし、おまとめローンで一本化する前に、年収よりも多い借り入れをしている人も少なくありません。
年収の3分の1を超えた場合は、それに見合った収入が必要ですし、審査は「返済できると判断した場合」のみ融資をしても良い事になっているので、返済できるだけの収入がなければ審査を通る事は厳しくなります。
一度に複数社へ申し込まない
少しでも早くまとめたいために、短期間に何社へまとめて申し込みをする人もいます。おまとめローンの申し込みがあると、審査は信用情報機関の個人情報に基づいて審査が行われます。
信用情報機関の中に申込履歴が記載されているので、いつどこの金融業者に申し込みをしたのかすべてわかってしまいます。
申し込み履歴で、短期間に複数の業者へ申し込みをした事が記載されていると、その記録情報から「短期間に申し込みをしているのはよほどお金に困っている」と思われてしまいます。
短期間の間に多くの業者へ申し込みをするという事は、かえって審査に通りにくくなるので注意が必要です。
勤続年数は長いほど良い
「安定した収入」を得るためには同一の勤務先でどれくらい長く勤めているかが重要になります。中には「転職して収入が増えたはずなのに、審査に落ちた」という人もいますが、審査を通すためには「勤続年数」が重要になります。
おまとめローンで借り換えるには年収が大きく影響しますが、それよりも優先されるのが「勤続年数」です。いくら年収が多くても、勤続年数が一年未満という場合、審査に通る可能性は低くなるので、せめて1年以上経過してから申し込むのがポイントです。
金融事故を起こしていない
審査に影響するのは、他社で返済が滞っている事が記載されていると「これ以上融資しても返済が出来ないのでは?」と思われてしまい、審査を落とされる可能性があります。
特におまとめローンの場合は、金額も大きくなる場合が多いので、よけいに返済実績については慎重になります。そのため、おまとめローンを組む上で返済実績が重要になる項目です。
おまとめローンでまとめる時は、金融事故を起こした事がない人でなければ厳しいと思っておいた方がよいでしょう。
まとめ
おまとめローンでまとめられれば、複数社の借り入れを一本化できるので、返済日が一日になる事や、金利を下げることも出来ます。
しかし、残念ながらSMBCモビットにはおまとめローンがありません。
おまとめを前面に押し出していた銀行カードローンも過剰融資が問題になって以来、融資制限を行っていて融資限度額は年収の3分の1以内と制限をしている銀行も少なくありません。
SMBCモビットでまとめる事はおすすめできませんが、大手消費者金融のおまとめローンを選択肢のひとつとして考えてみてはどうでしょうか。

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